メモリーズ:1『星のカービィ ロボボプラネット』
私が20数年の人生を歩んできた中で、最も面白かったゲームはこれ!
NINTENDO 3DSで発売されたソフト『星のカービィ ロボボプラネット』。
その面白かったポイントについて、個人的な感想を書いていこうと思います。
まずはソフトの紹介について。
タイトル:星のカービィ ロボボプラネット
発売日 :2016年 4月 28日
ハード :NINTENDO 3DS
ジャンル:横スクロールアクション
開発 :HAL研究所
発売元 :任天堂
- 1. 今度のカービィはロボに乗る!? カービィ×ロボット
- 2. キカイのせかいのだいぼうけん! 懐かしいようで新しいステージの数々
- 3. たおせ!悪の企業・ハルトマンワークスカンパニー
- 4. 電子音が美しい ゲームを彩る珠玉の音楽たち
- 5. 最後まで予想できないストーリー…そして親娘の愛
- 総評
1. 今度のカービィはロボに乗る!? カービィ×ロボット
『星のカービィ』シリーズ第14作品目として登場した『ロボボプラネット(以下、RBP)』は、2016年3月の「Nintendo Direct 2016.03.04」内で初めて公開されました。
そんなRBPのコンセプトは「今度のカービィはロボットに乗って、キカイ化されたポップスターを救え!」というものでした。
公開当時、私も「カービィとロボット?どういう組み合わせなんだ…?」とコンセプトに驚きつつも、前作『トリプルデラックス』(以下、TDX)で『星のカービィ Wii』のハードルを超えてきたHAL研なら、間違いなく素晴らしい作品になっているに違いない!と期待に胸を膨らませていました。
RBP最大の特徴は、なんといってもこのカービィが乗り込むロボット『ロボボアーマー』。
このロボボアーマーはカービィのように敵から能力をスキャンし、およそ10種類のモードに変形することができる。カービィ単身では避けるしかなかったステージギミックを破壊したり、謎解きをすることでアイテムを収集してステージを攻略する。
このロボボアーマー、はっきり言ってめちゃくちゃ面白い。
カービィのアクションは敵から能力をコピーして多彩なアクションが楽しめるというものですが、ロボボアーマーにはカービィにはないパワフルさと爽快感があるんです。
『カービィWii』『TDX』では、スーパー能力やビッグバンといった新しいアクションが取り入れられているのですが、謎解きに使われることが多く、いわゆる「やらされている感」を強く感じている人もいたのは事実でしょう。
しかしRBPのロボボアーマーは、搭乗時の演出も簡略化され、ともに突き進む相棒としての役割を同時に果たしているため、前作までの課題もしっかりとクリアしているように思います。
また、カービィらしさはどうなっているかというと、しっかりと踏襲されています。
ロボボアーマーのモードの中にはジェットモードがあり、なんとこのモードに変形すると横スクロールシューティングのステージが始まります。
唐突なシューティングはカービィの伝統!なのですが、物語の終盤に登場することが多いので、早い段階でシューティングが楽しめるRBPは、伝統を踏襲しつつ斬新な面白さも兼ね備えていると感じました。
なお、カービィのコピー能力も25種類以上と当時の最多数を用意していますので、ロボボアーマーによってカービィのコピー能力に制限がかかっているわけではない、というところもRBPのいいポイントですね。
2. キカイのせかいのだいぼうけん! 懐かしいようで新しいステージの数々
RBPの物語の舞台はキカイ化されてしまったポップスター。
ポップスターはカービィたちが暮らしている星で、シリーズを遊んだことのあるファンには見知った場所です。
しかし今作はキカイ混じりの世界になっていて、元の面影を感じさせるポップさ・ファンシーさを残しつつ、キカイがプラスされた独特の風景が出来上がっています。
キカイ混じりの草原や、シリーズでは珍しい自動車が走る街中のステージ、夜景の美しい街などこれまでにないモチーフのステージもたくさんあり、シリーズのファンでも新鮮に遊ぶことができるでしょう。
3. たおせ!悪の企業・ハルトマンワークスカンパニー
RBPの敵はなんとシリーズ初となる企業。その名も「ハルトマンワークスカンパニー」。
OPムービーからしっかりとデデデ大王・メタナイト軍団の抵抗を鎮圧し、ポップスターの資源を根こそぎ奪おうと企んでいる恐ろしい相手です。
ステージの途中で登場するボスたちは、すべてこのハルトマンワークスカンパニーがけしかけてきたもの。キカイの姿に改造されたウィスピーボーグや、ホログラフの敵を繰り出してくる防衛システム、クローン化されたデデデ大王など、見たことのあるボスたちと違った形で戦うことになるというのはシリーズのファンからも嬉しいのではないでしょうか。
この企業の社長、「プレジデント・ハルトマン」と社長秘書の「スージー」がこの企業の侵略プロジェクトを担っているのですが、この2人にも、なにやら深い事情があるようで…。
それはまたのちほど。
4. 電子音が美しい ゲームを彩る珠玉の音楽たち
RBPの音楽は、前作と同じHAL研究所の安藤氏と石川氏が担当しています。
今作の音楽の特徴は、ゲーム音楽らしく電子音を多用していること。
いつもの美しいポップスターではない、キカイの世界が舞台ゆえということでしょうか。
RBPでは、敵の社歌である「銀河に名立たるハルトマン」のフレーズをベースにした音楽を多用しています。ゲームのストーリーの根幹を担う相手なだけに、今作の大きな特徴と言えるでしょう。
裏話として、社歌の音楽はボス戦の曲である「VS. 悪のカンパニー」が最も初期にできたようです。そこから歌詞が作られ(作詞はもちろん、熊崎信也ゼネラルディレクター)、ハルトマンワークス社の社歌になっていきました。
また、今作は過去の作品に登場した音楽をアレンジしたものが多い印象を受けました。
各エリアにある敵の拠点では、さまざまなアレンジ楽曲が流れるので、シリーズのファンなら興奮すること間違いなし!
5. 最後まで予想できないストーリー…そして親娘の愛
RBPを遊んでいくと、徐々に物語の全貌が見えてきます。
(ここからはネタバレを含んでいます!未プレイの方は閲覧に注意してください!)
ハルトマンワークスカンパニーの侵略の指揮をしていたのは、なんと「星の夢」というマザーコンピューター。社長が作り上げたこのマシンによる経営戦略で、ポップスターを侵略しようとしていたようです。
が、我らが星のカービィの敵ではなく、捕らえられ使役されていたメタナイトが解放され、社長も破れてしまいます。そんな社長は最後の手段として、星の夢を使ってポップスターの生命体を根絶やしにしようとするのですが…
そこにスージーの妨害が入るアクシデントが発生。
制御の効かなくなった星の夢は、社長の意思をも飲み込み、自らの意思で全宇宙の生命体を滅ぼすと宣言し、宇宙へと飛び立ちます。
星の夢を止めたいという想いはスージーも同じで、カービィにロボボアーマーを手配。星の夢を倒すべく、正気を取り戻したメタナイトも駆けつけます。ポップスターのみんなのために、カービィとロボボアーマーは戦艦ハルバードに向かいます。そして…
なんと戦艦ハルバードを丸ごとスキャン!
これには当時遊んでいた私も大興奮でした。まさかハルバードになるとは…笑
そして、ハルバードを操作し、星の夢とのシリーズ最大規模の最終決戦が幕を開けます。
星の夢との戦闘は全部で第四形態。
3Dシューティングということもあり、迫力満点のバトルが繰り広げられます。
演出と音楽は、まさにシリーズ最高・最大規模。
中でも「VS. スタードリーム」は、私のお気に入りの音楽です。
スターアライズが発売された今でも、私は星の夢とのバトルがシリーズで一番好きですね。
そして明かされる衝撃の真実…なんと星の夢は、スーパーデラックスに登場したギャラクティック・ノヴァそっくりな存在だったのです。
伏線は物語の随所に散りばめられていましたが、当時の私は全く気付きませんでした…。
この衝撃だけでも、シリーズのファンなら遊ぶ価値があると考えます。
その後のストーリーで判明しますが、実はとある願いを叶えるため、若き日の社長は手に入れた設計図から星の夢を作り出します。
しかし、起動実験の際に発生した事故によって、愛する娘は異空間ロードに飲み込まれ、失ってしまいます。
その娘こそ、秘書として雇っていたスージーだったのです。
スージーは実は生きており、生還したものの、かつての父の姿はそこにはありませんでした。
星の夢のコントローラーを脳に接続するたびに、父からは大切な記憶が失われていたのでした。当然、父は娘のこともわからなくなっていたのです。
そのことを知ってか知らずか、スージーは父を元に戻すために、星の夢を父から引き剥がすタイミングを伺っていました。
星の夢と同化してしまったハルトマンは、そのままなんの事情も知らないカービィに倒されてしまいます。(まあカービィとしては知ったことではないので…)
相棒として戦ったロボボアーマーは最後の力を振り絞って、カービィをポップスターへと帰すのでした。実はこの時、ロボボアーマーには自我が芽生えていたのです。
元に戻ったポップスター。
しかし、もう戻ることはできないハルトマン親子。
自我が芽生えたロボボアーマーと、自らの意思で自我を消去した星の夢。
キカイの世界がテーマだったRBPの裏には、壮大な親と娘の、家族の愛のすれ違いがあったのでした。
エクストラモードについて話していると、さらに4000字ほど語ってしまいそうなので省略します!笑
総評
『星のカービィ ロボボプラネット』はアクションゲームとしても、ストーリーの奥深さとしてもシリーズで屈指の名作だと思っています。
シリーズのファンへ向けたファンサービスも満載ですが、わからなくてもストーリーの本筋は理解できるようになっていると感じます。
3DSを持っている方には、ぜひ遊んでいただきたい一本です。
ご無沙汰
2020年になりました。(もう3ヶ月経ちましたが…)
最近始めた「Fit Boxing」が楽しい。
いきなり筋肉痛に悩まされております。笑
「Fire Emblem 風花雪月」の紅花ルート(1周目)もプレイ中ですが、いきなりベルちゃんが息の根を止められてしまったのでリセット…弓の援軍はやめてください。汗
アニメは「恋する小惑星」と「ネコぱら」を視聴中。ヨシ!
録画できない状況なので、手元に残せないのが非常に残念…。
そんな中で「あつまれ どうぶつの森」のダウンロード版を購入。
(「ルイージマンション3」も終わってないんですけど、大丈夫なんですかね…)
これから新生活が始まるので、1日1日悔いのないように過ごしていきたいものです。
はじめてのブログ
平成のおわりと、令和のはじまり。
平成が終わりました。
しかし、「時代が終わる」ということは、新しい時代が始まるという意味でもあります。
令和も始まるということで、私も新しいことに挑戦しよう!と思い立ちまして、人生で初めてのブログを始めてみようと思います。
といっても、趣味の話などを軽〜くしていくつもりですが。
いつまでつづくことになるかわかりませんが、読んでいただける方がいらっしゃるようでしたら幸いです。
はじめは1週間に1回ほどの頻度で更新できればいいなぁ(・ワ・)